無料で通話やチャットができるSkype(スカイプ)は、
個人ユーザーが利用するだけでなく、
海外に支店を持つ企業がオンライン会議のために利用するなど、
その活用のされ方は多岐に渡ります。
そのため、ビジネス用のアカウントとプライベート用のアカウント、
あるいはプライベート用のアカウントを2つ3つ…と、
複数のSkypeアカウントを使い分けているという方も多いと思います。
複数アカウントを所有すれば、
状況に応じて使い分けられるというメリットがある一方で、
Skypeは通常の起動方法では多重起動できないため…、
別のアカウントに切り替えるためには一旦サインアウトして
また別のアカウントでサインインし直して…という、
かなり面倒な作業を毎回繰り返さなければいけません。
そこで今回は、この面倒な作業を二度としなくて済むように、
一つのパソコンで複数のSkypeアカウントを同時に多重起動させる方法を
ご紹介したいと思います。
この記事の目次
複数のSkypeアカウントを同時に多重起動させる方法
それではここから、
具体的なやり方について解説していきたいと思います。
特に難しい作業はありませんが、
赤太字にしている箇所は間違いやすい部分なので注意して下さい。
1.自分のPCが32bit版か64bit版か確認
まずはじめに、あなたのパソコンが32bit(ビット)版なのか、
それとも64bit版なのかを確認して下さい。
※32bit版と64bit版では、この後の作業内容が若干異なります。
確認の方法はこちら↓の記事で詳しく解説しています。
自分のパソコンが32bit版なのか64bit版なのかを確認する方法
2.Skype.exeのショートカットを作成する
キーボードの「Windowsキー + E」を同時に押して、
ローカルディスク(C:)を表示して下さい。
Skype.exeを探すために、
各種ファイルを下記の順番でダブルクリックで開いていきます。
◆32bit版の場合
ローカルディスク(C:)→ Program Files → Skype → Phone
◆64bit版の場合
ローカルディスク(C:)→ Program Files(x86)→ Skype → Phone
Skype.exeを右クリック → 送る(N)→ デスクトップ(ショートカットを作成)
3.リンク先のコマンドを書き換える
デスクトップに作成した
「Skype.exeのショートカット」の上で右クリック → プロパティ(R)
Skype.exeショートカットのプロパティを開いたら、
「ショートカットタブ」の中の「リンク先(T)」のコマンドを
下記の通りに書き換えて下さい。
※書き換えるというよりは、末尾に【 /socondary】を追加するだけ。
この時、必ず先頭(/の前)に半角スペースを入れること。
◆32bit版の場合
"C:\Program Files\Skype\Phone\Skype.exe" /secondary
◆64bit版の場合
"C:\Program Files (x86)\Skype\Phone\Skype.exe" /secondary
コマンドを書き換えたら「適用(A)」→「OK」をクリックして下さい。
以上で準備完了です。
複数のSkypeを同時に起動させたい時は、
デスクトップに作成したSkype.exeのショートカットを開くだけ。
2つ目以降のSkypeを起動する際は、
新たにアカウント情報を入力する画面が表示されますので、
起動させたいSkype名とパスワードを入力して下さい。
SkypeのID(アカウント)を複数個持っていて、
それぞれのSkype IDを一つのPCで同時に多重起動させたい場合は、
ぜひこちらで解説する方法を試してみて下さい。